三つ星オフィスビル構築コンサルティング

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「不動産ビジネス 成功への道」

-第217回-
”使用済み”ドメイン

先日、新聞を読んでいたら、「有名ドメイン中古高額売買」という見出しがありました。

インターネットのホームページやメールなどで使うドメインです。

使いたい文字列が既に登録されていて、その権利を売買するという話は聞いたことがありました。

 

記事のケースは、過去にホームページなどで使っていたものです。

記事によると、有名企業や政府機関が使っていたドメインを、他の者が取得し、使用していることもあるそうです。

 

私自身、同じことが起きました。

2007年に講談社様から住宅価格に関する本を出版していただいたとき、読者向けに無料情報を提供するサイト(jutakunokakakusatei.com)を開設していたことがありました。

しばらくして、そのサイトでの情報提供は終了したので、サイトのドメイン登録も更新しなかったのです。

ところが、20014年に、偶然、そのドメインが、私と全く関係のない者が取得し、住宅価格とは違ったサイトを開設していることがわかりました。しかも、開設し情報を提供している者の身元がよくわかりませんでした。

さっそく、講談社様に連絡し、その後の電子書籍では当該ドメインは削除していただきました。そして、弊社のサイトでも、利用者に、別の者がサイトを開設していることを注意していただくよう、表示することとしました(本コラムは、サービスサイトの中で掲載しておりますので、別のサイトです。弊社サイトは、会社名検索で表示されます)。

 

過去に使っていたドメインを、利用者が知らずにアクセスすることは、けっこうあるのではないでしょうか。

先日、TVで「デジタル・タトゥー」という番組がありました。インターネット上の記録は、どこかに残っているといいます。

 

もしかすると、あなたが使わなくなったドメインも、誰かが使う可能性があります。インターネット上の記録に、どのように対処するか、考えなければならない時代ということなのでしょう。