企業にとって不動産は、事業上不可欠のものです。
しかも、購入する、売却する、貸す、借りる、どの場合でも、金額的に多額になることは多いでしょう。
そうすると、企業の資産、損益、キャッシュフローに大きな影響を与えます。
賃貸や売買なら仲介会社、建物なら設計事務所または工事会社、コンサルタントなど、“専門家に任せれば大丈夫だろう”。
このように考えるかもしれません。
しかし、このように思うのは、間違い。
それぞれの専門分野についての正しい提案や意見は期待できます。
それはその分野についての限られた視点からのことだけかもしれません。
自社の経営環境に合った判断ができるのは、経営者です。
経営者や不動産部門の担当部署の社員に、まず必要なのは、経営視点です。
本書は、不動産に関わる様々な情報の中から経営上の判断において特に重要な部分にフォーカスし説明した、コンパクトなものです。
テーマによっては、モデルケースを用いて説明しました。
著者が、1990年から、日本を代表する企業の本社不動産部門での勤務、再開発、不動産コンサルティング・鑑定や売買など、長年の幅広い実務経験を踏まえて、企業の経営者向けに執筆しました。
また、経営視点で自社の不動産マネジメントを行う担当者、不動産に関して企業に提案するビジネスを行う方にとっても、企業不動産について経営視点を把握するうえで役に立つと考えております。
目次の構成は、以下のとおりです。
プロローグ
I.不動産の経営へのインパクト
1.不動産は、経営上、どのような影響を与えていますか?
2.財務三表への影響
3.社会的責任
II.的確な経営判断のために
1.現状を把握する
2.今後の計画を立てる
3.計画の実行
III.不動産セオリー(原理原則)
1.所有するか借りるか
2.買うとき、売るとき
3.賃貸借
4.建物の建築
5.管理運営-
6.不動産投資-
IV.執筆者より、経営者の皆さまへ
著者プロフィール
実務で直面する場面があれば、そこの部分だけ読んでビジネスに活かす、という使い方もあります。
本書の内容が、読者の方が自社の不動産の判断を行うときに、お役に立てば幸いです。
※本書は、2023年10月発売の「不動産を経営に活かすインパクト・セオリー」にモデルケースの加筆等を行った大幅な改訂版です。
- 著 者:
-
釜口浩一 著
- 出版社:
- アマゾンKindel版
- 価 格:
- 2,800円
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