先週末、「江副浩正」という本を読みました。あとがき迄で４８７ページでしたが、一気に読みました。

本の中で特に印象深かったことが２つ。

 

その一つは、誰もしていないことをする。

だれも手掛けていない新規事業に取り組んで、時代の要請に応えてきました。その最初が就職情報誌。しかも、その様式を統一するなど、利用者である学生の視点から作り上げました。

そして、競争相手が出てきても、それを機会ととらえ、自らを変えてきたことがわかります。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

江副氏が考え出した言葉です。

それに加えて、他との違いを生み出せることの根本には、それがオリジナルであるということにあると思います。オリジナルを作る過程で様々なことがあったからこそ、表面だけを真似るコピー版にはできないことがある。その上で、さらに変化するから、オリジナルの強さがある。

これは、不動産ビジネスでも同じだと思います。

 

もう一つは、７０才を超えても、新たな事業に取り組んだこと。

６０才を過ぎた１９９５年２月の阪神淡路大震災の後でマンション開発を、７０才を超えた２００８年にはドバイで高級賃貸サービスアパートメントを始めたということです。

そういえば、マクドナルドを世界的チェーンに広げたレイ・クロックが、この事業を始めたのは５０才を超えていました。

年は関係ないということはよく言われます。始めようと思えば、いつでも始められる。

人生１００年時代。勇気付けられます。