更新
「不動産ビジネス 成功への道」
-第144回-
数字と肌感覚。
不動産投資というと、“儲けるため”。
近年、サラリーマンでも、アパートやマンションへの投資をしている方が増えたようです。
先日、ある集まりでお会いした方は、そのような方々へ、土地を仕入れたうえで賃貸アパートを作って提供しているとのことでした。また、相続税の課税強化などで、アパートが次々に建てられてきました。
儲けるためなので、サラリーマンの方も、地主の方も、収支計算を確認して投資したと思います。しかし、思惑と違った結果になる人は多くいます。
なぜでしょうか。
それは、不動産への投資の基本を見落としていたから。私は、そう思います。
現場に足を運んで、何度も歩いたでしょうか。
今は、現地に行かなくても、なんとなく雰囲気を感じることができます。しかし、現場でしかわからないものも多々あります。
そして、土地も建物も、現実に“物”として存在するものです。しかも、建物は古くなる。
投資回収、儲けの元となるものは、実際に入居した方が払ってくれる賃料です。
不動産投資は机上で計算できても、その数値が現実のものとなるかは、別問題。
そろばんを片手に、現地で確認する。
投資ではありますが、不動産ビジネスとして考える。これが基本です。