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「不動産ビジネス 成功への道」
-第143回-
不動産価格は、仕分けして考える。
先日、都道府県から地価調査が発表されました。今年7月1日時点の土地価格です。全国で約2万2千カ所あります。
報道では、平均値が見出しを飾りますが、30年ほど前と違い、平均値で見ると、判断を誤る可能性が高いです。
すでに、ご存知の方は多いかと思いますが、実際の売買では、“まだら模様”ということを頭において検討することが大切です。
地価調査は、土地の価格ですが、ビルやマンションは、土地以上に、それぞれ個性が高いので、より強く当てはまります。
もう一段踏み込むと、模様がつく背景も知っておきたいです。たとえば、住宅であれば、実際に住む人が買っているのか、投資用なのか。日本のサラリーマンが買っているのか、外国人のお金持ちなのか、など。
これらの組み合わせで、価格の上値、価格変動の振れ幅なども違ってきます。
あなたが不動産を買う、または売るときには、それぞれの物件を仕分けして考えることが大切です。