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「不動産ビジネス 成功への道」
-第138回-
お客様からどう見えるか?
スターバックスとタリーズ。どちらも、シアトル系のコーヒーチェーンです。
私は、コーヒーの味の違いが、それほどわかるわけではないので、一見同じように感じます。
しかし、明らかな違いの一つが、店内で、タバコを吸えるか、吸えないか。
スタバも、昔は店内でタバコを吸えました。
しかし、現在は、タバコは吸えません。
一方、タリーズは、店内でタバコを吸えます。
そうすると、タバコを吸う人は、タリーズへ向かう。
これは、客層が変わります。
タバコを吸う人がいないから、スタバを選ぶ人もいるでしょう。
同じように見えるシアトル系のコーヒー店ですが、タバコに対する方針の違いで、来てほしいお客様を変えたとも言えます。
これは、賃貸オフィスや賃貸マンションでも、同じようなことが言えます。
どのような入居者に来てほしいか。
それを踏まえた、建物やサービスの設計を行う。
数多くの中で、お持ちの不動産をどのように位置付けるか。
これは、お客様であるテナントから見たあなたの不動産のポジショニングです。