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「不動産ビジネス 成功への道」
-第136回-
約束したのですが・・・
「信じられないことが起きました。どうすればいいでしょう。」
今週立て続けに、数年前から助言をしている別々のクライアントから連絡がありました。
表現は異なりますが、おっしゃることは、どちらも、このようなこと。
一つは、先月、新しく建物のテナントとして入居合意した会社が、合意書で決めた工事を実施しないということ。
もう一つは、先月、土地の一部を新築建物の工事車両用の駐車場で貸すことで合意書を交わしました。しかし、不動産会社から出されたものは、定期借地権設定契約書。
つまり、つい先月、お互いに書面で合意した内容と違ったことがされている。
特に、土地の一部を貸す話は、他の解決すべき課題もありました。そこで、私も弁護士とともに相談にのり、弁護士が窓口となり、合意書を交わしました。
2つのご相談とも、対策をお伝えしたのですが、これから、賃貸借契約という長いお付き合いが始まります。最初からこれでは、先が思いやられます。
慎重に対応しなければならないと、その分、時間も多くかかります。時は金なりでもあります。
相手から出される提案が、その通り実施されない可能性があることを頭において、対応せざるをえなくなります。
信頼できる相手だと、この気苦労や時間は不要です。
信頼できる相手と取引をする、一緒に活動する。
このメリットは、あなたも、これまで実感されていることと思いますが、不動産ビジネスで、とても大切なことです。