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「不動産ビジネス 成功への道」
-第186回-
なぜ、3日後に対策が発表できたのか?
2008年9月のリーマンショックから10年。
当時のアメリカの金融機関トップなどの振り返りや、現状へのコメントなどが記事になっています。
その中で、気になった記事が一つありました。
それは、リーマンブラザーズ破綻の半年前には、日米欧の金融政策担当者の間で、金融危機に備えた準備がなされていたということです。
半年前は、投資銀行のベアスターンズが破綻した頃です。
その準備があって、リーマン破綻後3日目には、日米欧の中央銀行は、協調対応策を発表しました。
それでも、その後の世界経済の混乱を防ぐことはできませんでした。
しかし、リスクに対して、対応策を準備しておく。
これは、不動産ビジネスでも活用できます。
すべてのリスクに対応策を準備する必要はありません。
リスク分析の手順に沿って、自社で対応すべきリスクは何か。
そして、それへの対策を準備してはいかがでしょうか?