三つ星オフィスビル構築コンサルティング

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「不動産ビジネス 成功への道」

-第166回-
5・15事件と2・26事件

5・15事件と2・26事件。

日本史の授業などで学んだり、近現代史の本を読んだりして、将校たちが、総理大臣などの政府や軍などの要人を襲撃した、似たような事件だと思っていました。

 

しかし、その本質はまったく違ったものであったことを最近になって知りました。

 

1932年(昭和7年)の5・15事件は20数名の将校などによる総理大臣暗殺等のテロ。警視庁も狙われましたが数人で襲っただけ。

1936年(昭和11年)の2・26事件では陸軍の将校たちが1,500名弱の兵隊を動員。しかも、機関銃などを用意し、警視庁以外にも報道機関を襲撃していました。政府と陸軍は、彼らを反乱軍としました。

 

なんとなく同じように思っていても、実態は違う。

このようなことは、「不動産」でもあります。

たとえば、賃貸オフィスビルや賃貸マンションの現物不動産を購入することと、J-REITの投資口の購入。

どちらも、不動産への投資と考えるかもしれませんが、その仕組みは全く異なります。事業や投資の仕組み、フレームワークと言っても良いですが、この理解が、とても重要です。

そのほかでも、不動産ビジネスの中では、一見同じように思えても、実態は違うことがありますので、よく理解して取り組むことが欠かせません。