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「不動産ビジネス 成功への道」
-第163回-
シェアオフィス、乱立か。
1月に、WeWorkの日本進出をお伝えしました。
先日、実際に完成したWeWorkに行ってきました。私が知っているサービスオフィスやレンタルオフィスと違います。
広いフロアを小割りし、共用の受付、会議室等を備えたサービスオフィスやレンタルオフィスは、日本でも、以前から、外資系の会社や中小の会社が提供していました。
最近では、コ・ワーキングスペースという形も提供されています。
大企業も試行的に、これに似たようなスペースを提供していました。
ところが、ここのところ、複数の大企業が、これらの提供を始めるという案内が来ております。
働き方改革ということが、話題になっているので、この機をつかまえようということでしょう。
これらの企業が提供場所を増やしたり、新たな企業がこのサービスを始めたりするとなると、急激に供給が増えることが考えられます。
そのとき、供給過剰になるのか。それとも、同じ地域の中小ビルからテナントが移転するのか(これは、中小ビルの空室増)。それとも、別の借り手がいるのか。
ある程度の時間が経ち、乱立状態になると、今度は、供給会社の淘汰が始まることも考えられます。
あなたが、これらの事業を行っている、または、これから始めようとするなら、WeWorkのように、他社が提供しているものとの違いを打ち出しつづけられるか。
これからは、これをよく考え、実行することが、この事業のカギになると考えます。