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「不動産ビジネス 成功への道」
-第140回-
訓練はシミュレーション
今日は9月1日。94年前に、10万人以上の死者・行方不明者を出した「関東大震災」が起きました。
防災の日ということで、各地で防災訓練が行われます。今年、警視庁は、午前中に、中央自動車道の八王子から国立までの上り線約11キロ、これと並行する甲州街道(国道20号)の国立から世田谷までの上下線約22キロなどを、一時的に通行止めにして、大地震を想定した訓練をするそうです。
机上でなく、現場でのシミュレートです。
実際に大地震が発生した場合、想定外のことが多く起こることでしょうけれど、シミュレートを行っていることで、対策の検証をし、より被害を少なくすできる可能性が高くなります。
訓練をすることで、実感する、体が覚えるということがあります。
オフィスビルやマンションなどでは、多くの人が建物を利用します。地震や火災が発生すると、避難のために非常階段などに集まってきます。
建物によっては、避難ルートに、荷物などを置いてあり、防災のためのドアや階段などが機能しない状態にあるかもしれません。
日々、このような状態にならないように、建物利用者への指導は行っていることとは思いますが、訓練をすることで、テナント自身に気づいてもらう機会になります。
訓練は、1年に1度では少ないかもしれませんが、まずは定期的に行うことが大切です。
あなたの建物では、訓練を定期的に行っていますか。そして、テナントにも参加してもらっていますか。