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「不動産ビジネス 成功への道」
-第121回-
「その土地」へのこだわり。
都会の中で過ごしていると季節の移り変わりに気づきにくいです。その中で、この季節は、桜の花を見ることで“春が来た”と感じます。
“移り変わり”といえば、不動産を取り巻く環境も、時とともに変化します。
しかも、その変化は、立地や建物状況などによって異なります。
人気の高い地域でも、価格や賃料は上昇したり、下落したりします。
この波が上昇期なのか。
それとも、下落期なのか。
または、波がなく、上昇か下落のいずれか一本調子なのか。
もし、下落基調であれば、資産価値を高めようと手を打っても効果が少なく、資産価値は下がり続ける・・・
しかし、「先祖から受け継いだ土地から、自分の代で手放せない」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
このこだわり。
気持ちは理解できます。
しかし、より資産価値を維持または高められそうな不動産や他の資産へ組替えることも考えてはいかがでしょうか。会社であれば、先輩たちから受け継いだ土地をどうするか。
他の商売と同じで、より成長しそうな“場所”で商売する。
同じ努力するのなら、資産価値を高められる不動産に組み替えて、次の代に価値の高いものを残す。
これも、一つの判断です。