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「不動産ビジネス 成功への道」
-第109回-
節税には2種類ある。
不動産投資では、税金が大きく影響します。
不動産に関わる税金は、取得時の税金、所有中の税金、売却時の税金があります。それぞれ、様々な税金があり、また、特例での税負担の軽減などがあります。特例措置などを上手く使うことは収益に大きく影響することがあります。
投資する場合、気を付けたいことの一つは、特例等が、“今使えるものか”“将来使えるものか”ということ。
不動産取得税の軽減であれば、将来でなく、今、投資することにメリットがあります。
一方、所有中の固定資産税の特例等は、長い期間の投資で、ずっと、その特例があるかはわかりません。税制改正で、その特例がなくなるなどのリスクがあります。税改正では、たとえば、昨年話題になったタワーマンションがあります。
国や地方の今後の財政を考えると、資産に対する課税は強まるのではないでしょうか。
節税目的での投資は、その節税方法が将来とも続くとは限らないリスクがあることも考えて、検討しましょう。