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「不動産ビジネス 成功への道」
-第204回-
なぜ、先祖伝来の土地を売るの?
ある地主の方。駅近くの土地をマンション開発業者に売却し、他の地域で土地を買うことにしました。
いわゆる買い替え。
昔から持っていた土地があるのは、東京郊外でも古くからの大きな街。そして、複数の鉄道が利用できます。30年ほど前のバブルの頃には、今の5倍ほどの価格だったそうです。
なぜ、今、他の地域に買い換えるのか。
それは、将来の見通しから。
近年、その街から、やや都心に近い街の方に人気が移りました。今後も、地元よりその街の方が、街としての見通しが明るい。
つまり、将来を予測して、何がより良いのか考え、実行した。
先祖から引き継いだ土地であれば、売ること自体、様々な抵抗が起きることでしょう。そのためには、周囲の人に、将来見通しを、わかりやすく説明することも、大切なこと。
説明をわかりやすくするには、数字を使うことも大切です。数字は、あいまいさを明確にする役割があります。特に、不動産ビジネスの将来予測には有効です。
あなたは、将来のことについて、数字を使って考え、説明していますか?