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「不動産ビジネス 成功への道」
-第158回-
顧客、ライバル。ビルによる違い。wework
前回のコラムのテーマ、wework。
今週、東京丸の内の開業予定スペース見て、話を聞いてきました。
一言で言えば、面白い。
私の印象では、ビルの中に商店街を作っている感じです。
人と人、企業と企業、そして企業と人(採用)との
出会いの場を提供するものでした。
複数の大企業も入居するそうです。
まず、東京都心で4か所オープンしますが、
既に2つは、内装工事をする前に定員満席。
私が見たのは東京駅側の丸の内北口ビルでした。
現地に行く前は、
面積的にはさほど大きくないだろうと思っておりました。
しかし、複数フロアにまたがるものでした。
(丸の内北口ビルは、フロア面積417〜478坪です)
他のビルでは内部階段があるそうです。
自社だけでなく、様々な分野との協働が必要な場合、
日常的に顔を合わせている会社や他のビルの利用者に声をかけることができます。
執務スペース以外に、ラウンジがあり、コーヒー、フルーツウォーター、ビールを飲むことができます(利用料に込)。
ガラスで仕切った個室(1人から多人数まで)や仕切りのないスペースもあります。
従来型のオフィス以外に、このような場が提供されるなら、利用したいという企業・個人は多いと思われます。
逆に言えば、既存の中小のオフィスビルから、移転してくるテナントが入るということです。
そして、wework社は出店場所を増やす意向のようです。この点では、規模の大きな建物を持っている方にとっては、新たなテナント(wework)の出現です。