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「不動産ビジネス 成功への道」
-第152回-
お知らせ文の書き方に注意。
先日、びっくりするニュースがありました。
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」
「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。」
この2つの文が同じと答えた中学生が約43%、高校生でも約28%いたということです。
(国立情報学研究所の研究チームが昨年4月から今年7月に約2万5千人に実施した調査)
この文章の違いがわからないまま大人になる人が、相当数いるでしょう。もしかすると、あなたのマンションの入居者にも、そのような方がいるかもしれません。
不動産ビジネスでは、賃貸借契約書などの契約書をはじめとして、書面で、様々な取り決めやお知らせをします。
調査の結果から対応することを考えると、単純明快な文章でないと、趣旨が伝わらない可能性があります。
特に、マンションなどのお知らせ文は、入居者全員に関係することもあるので、意識して、わかりやすい文章を書いてはいかがでしょうか。
一方、あえて難しくする人たちがいますね。ニュースで、国会の答弁を聞くことがありますが、あえて、わかりづらいものにしているのではないかと感じることが多々有ります。
あなたの会社で作成する文書は、趣旨が伝わりやすい文章になっていますか。