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「不動産ビジネス 成功への道」
-第173回-
不動産ビジネス、成功の基本
シェアハウス投資で、建設から一括借り上げ・管理まで仕組んだ不動産会社が破綻し、オーナーは、その会社から受け取っていた賃料が入ってこなくなり、話題になっています。
昨年は、節税目的で、地主等のアパート投資が盛んに行われており、金融庁が、投資採算性に関して注意喚起をしました。
どちらも、根っこにある原因は同じ。
お金を出せば、オーナーは努力しなくても儲かると勘違いしていること。
近年、素人でも、不動産投資で資産を築いた、収入が増えた、というような記事や本が大量に出ています。
そのため、不動産投資は楽に儲かるというような勘違いをしている人が多いようです。
20年、30年という長い間、経済が成長し続け、土地価格が上昇する、賃料が値上がりするなどがあれば、それも可能かもしれません。
しかし、日本の多くの場所では、それは期待薄です。
自ら商売をしていて、設備投資をしている経営者は、投資がリスクを伴うものであることは、わかっていると思います。
その採算性の計算もしっかりするでしょう。
不動産投資も、他人に貸して収入を得る事業です。
したがって、事業の仕組みを理解することが最低限必要です。
他の会社に運営を任せているのであれば、任せるに値する仕事をしているか。弊社では、多数の賃貸不動産をお持ちのあるオーナーには、具体的な項目を挙げて、運営会社の業務実施状況の品質チェックすることを助言しています。
あなたは、単なるお金の投資先ではなく、ビジネスとして、投資物件を把握していますか?