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「不動産ビジネス 成功への道」
-第105回-
募集チラシを作ることは、事業を考えること。
あなたは、空室に入居者を募集するとき、募集チラシを自分で考えますか。
“同じような内容だから”ということで、管理会社や仲介業者に任せている方もいるでしょう。
結果としては、同じような内容になるかもしれません。
それは、他のビルやマンションの所有者も、同じように思って、人任せにしている。
だから、同じようになってしまう。
このようなことかもしれません。
しかし、自分のビルやマンションに愛着があるなら、より稼ぎたいなら。
テナント募集のチラシやリーフレットは、あなたのお持ちのビルやマンションの魅力を伝える手段です。
チラシなどに、何を載せるか、どう伝えるかを考えることは、所有するオフィスビルやマンションが、賃貸市場において、どのような物件であるかを考えることです。
これは、物件の商品・サービス内容を考えること、つまり、事業を考えることにつながります。
ひな型を利用すれば、それなりの見た目のものができるでしょう。
しかし、募集チラシやリーフレットの作成をきっかけに、あなたが提供するオフィスビルやマンションの商品力を見直すことも可能です。
商品力を理解することは、仲介会社の社員や内覧に来た入居検討者に、その物件の魅力を伝えることができます。また、入居中のテナントとの対応や今後の改修などの見直しにも役に立てることができます。
空室というピンチですが、募集チラシやリーフレットの作成をきっかけに、チャンスに変えてみませんか。