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「不動産ビジネス 成功への道」
-第104回-
変わる。
12月になり、忘年会の季節です。
「変わってないな」
子供の頃や学生の頃の同級生に久しぶりに会うと、言われませんか。
自分では、その時々の状況に応じて変えてきた。さまざまな経験をして、変わってきた。
でも、その中でも変えていない部分があるのでしょう。
私たちと同じように、
賃貸オフィスビルやマンションは、何十年も存在します。
その間に、世の中が変わります。地域も変わります。
仕事のしかた、生活のしかたも変わります。
それに伴い、必要とされるオフィス、住宅の中身も変わります。
自ら変わることは、なかなか実行に移しにくいでしょう。
世の中の小さな変化なら、これまでのままでも対応できるかもしれません。
しかし、大きな変化があったら、
自ら変化しなければ、変化した人々の要望に応えられなくなります。
不動産の変化は、ハード面とソフト面があります。
ハード面は、建物のデザインや設備などを変更する。変化というと、まずは、これが思い浮かぶでしょう。
もう一つのソフト面は、日常や非常時のテナントとの対応方法や、警備の仕方、省エネなどです。
新築のビルは、その時代に求められる設備等が入っていますので、これらをチェックすることは有効です。ソフトの面は表に見えにくい部分ですし、新築のビルだからといって優れているとは限りません。お客様であるテナントの意向などを踏まえながら自ら考える。
あなたが所有する賃貸ビル・マンションは、今、そして、これからの人々の要望に応えていますか。
そのためには、所有するビル等が置かれた状況を、考えることが第一歩です。