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「不動産ビジネス 成功への道」
-第103回-
判例。
先日、弁護士の方との打ち合わせで、立退料のことが話題になりました。最近の裁判で、立退料について、これまでと違った対応が必要になっているとのこと。
不動産に関しては、裁判が多々あります。実務において、裁判の結果が大きな影響を及ぼすこともあります。
不動産経営では、様々な法令が関連します。
主なものでは、建物は、建築基準法、消防法があります。最近では、環境汚染への対応が注目されています。これに関して、建築物省エネ法があります。そして、賃貸不動産の場合、民法、借地借地借家法(旧借地法や旧借家法もあります)は特に重要です。これらの理解なしに経営はできません。立退料も、この関連です。
実務に携わる社員は、日々、様々な情報に接しています。
日々の業務で忙しいですから、実務上の重要な変化を見落とす社員がいるかもしれません。
企業としては、一定の品質確保が必要です。このため、マニュアルを作成する企業もあります。この中で、判例を反映した内容の見直しも必要になります。
不動産貸付を含め、不動産に関わることは、裁判の結果で対応を見直す必要があります。
判例の中には、世の中の変化に応じて過去の判例から変わるものもあります。
ここ数年の間には、たとえば、更新料や定期借家契約、テナントの看板に関する判例が出ています。
あなたは、重要な判例を確認していますか?