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「不動産ビジネス 成功への道」
-第75回-
ゴミと思っていたら・・・
先日、友人と食事をした場所。
それは、真ん前に「国立競技場」があったところ。
今は、取り壊されて、新国立競技場の建築を待っているところです。
競技場を取り壊した廃材は、相当な量になったことでしょう。
しかし、実は、販売されていたものがありました。
2席セットのロイヤルシートは25万円、自由席の座席は約7千円など。
一部は、価値のあるものとして再利用されています。
自由席の座席は、美しいスツールやベンチに。
しかも、3万円とか、5万円。
さらに、芝生も。5センチ角の大きさで、卓上ミニプランターに入って売っていたのです。
また、昨年8月に、建て替えのために閉館した「ホテルオークラ東京」。
宴会場の絨毯をフロアマットに、客室フロアの郵便ポストを家庭用のポストに(これ8万円超)、シャンデリアのパーツをスタンドライトやシャンデリアに(数十万円のものも)、100万円のイヤリングなどもあります。
実物は見ておらず写真ですが、古さが味わいになっています。
購入した人のホテルに対する思い出も、料金のうちでしょう。
廃棄料金が必要なゴミになるのではなく、お金をいだだける商品になったのです。
国立競技場やオークラほどではないにしても、オフィスビルでも、設備の更改などで廃材と思っていたものが、価値を生む(代金をもらえる)こともあります。
マイナスどころか、プラスになる。
ものは考えようです。
このような情報を知っているか知らないかも、大きな金額の違いになります。